就職・結婚・出産など、人生の節目に生命保険に加入すると言う方も多いのではないでしょうか?
ライフイベントがある度に、守るモノが変わり必要になる保険も変わってきます。
しかし、生命保険への加入を検討しているけれど、実際にどの様な保険に入れば良いのか分からない・・・と言う方も多いのではないでしょうか?
生命保険は分かりにくいものだから・・・と諦める前に、保険選びを簡単にするポイントを確認してみましょう。
この記事で説明するポイントさえ抑えれば、保険選びは意外と簡単なのだと実感できるでしょう。
保険屋さんや生保レディの方々の言うままに保険に加入する前に、自分に合った保険を知る事と、自分に合った保険を選べるようにしましょう。
保険選びのポイントは4つだけ!?
保険選びのポイントは実は4つだけです。
それが、「目的(ニーズ)」「保険種類」「保険金額(保障額)」「期間(保険期間と払込期間)」の4つとなります。
「えっ!?これだけ?」と思う方もいるでしょう。
しかし、この4つが一番重要になるので見ていきましょう。
保険を掛ける目的をハッキリさせる
保険選びをするときにまずしなければいけない事は、保険を掛ける目的をハッキリさせておくことです。
保険に加入するという事は、何かしらの不安やリスクがあるという事です。
自動車保険に加入する場合は自動車事故のリスクを考え、火災保険に加入するときは火事や自然災害での損害のリスクを考えると思います。
死亡保険に加入する際には、もし万が一自分が死んだ場合に残された家族の事が不安だから。
医療保険に加入する際には、病気になった時の治療費が不安だから。
個人年金や貯蓄型の保険に加入する際には、自分や配偶者の将来の生活費に対する不安があるから。
学資保険に加入する際には、子供の将来の学費に不安があるから。
保険に加入するときには、何かしらの不安やリスクがある事で、その不安やリスクを回避する為に保険加入を考えるのです。
不安やリスクが無ければ、誰も保険に加入しようとは思わないでしょう。
そして、どんな不安やリスクがあるのか?と言う事をハッキリと認識していれば、自分が求めている保険が分かるでしょう。
保険の種類を知ろう!!
保険に加入する目的がハッキリすれば、次はその目的(ニーズ)に合う保険を見つければいいのですが、生命保険会社の販売している保険商品の種類は多く、商品名と言うのは各会社独自の物を使用しているので、「どれがどれかわからない」と言う方も多いでしょう。
保険の種類は意外と少なく、一度覚えてしまうと簡単です。
生命保険会社が販売している保険商品の種類には以下の物があります。
- 死亡保険
- 医療保険
- がん保険
- 個人年金保険
- 介護保険
- 学資保険
上記の保険が主力商品と言えるでしょう。
これらに、保険料を外貨で支払う「外貨建て保険」や「変額保険」と言う物がありますが、それらは基本的に「死亡保険」の一種ですので、勘違いしないようにしましょう。
保険の種類は、意外とわかりやすくなっていますよね。
保険金額の設定のポイント!
死亡保険の保険金額の決め方に関しては、以前の記事でも解説しましたので、今回は死亡保険だけではなく、医療保険やがん保険、個人年金などの保険金額の決め方についても解説していきます。
死亡保険の場合
死亡保険の場合は、残された家族のために死亡保険に入るのか、自分の葬儀代などの死後整理費用を残すために加入するのかによって変わってきます。
残された家族のために死亡保険に加入するのであれば、保険金の設定は現在自分が貰っている手取り給与の額と同等にしておけば大丈夫でしょう。
また、自分の葬儀代や死後整理の費用を残すのであれば、200万円~300万円という所でしょう。
近年では葬儀も家族葬などが多くなり、またお墓も新しく建てるのではなく共同墓地などを選択する方も多いので、もう少し少なめでも良いのですが、全国的な平均値として葬儀やお墓代などに掛かる費用として200万円と言う数値が出ていますので、これぐらいは用意した方が良さそうですね。
また、同じ死亡保険でも貯蓄を目的とする場合には、保障額よりも月々の保険料をいくらまで支払えるか?という所を重視しましょう。
医療保険の場合
医療保険の場合には、入院日額と言う保障額を決めなければいけません。
入院日額はいくらあれば良いのか?と思う方も多いでしょう。
これも死亡保険と同じように「多ければ多いほど安心だ!」と思う方も多いでしょう。
しかし、保障額を上げると保険料も上がるのは当たり前のことですので、必要な分だけにしておくようにしましょう。
それでは、1日入院するといくら位のお金が掛かるのか?という所です。
入院に掛かる費用としては、治療費+食事+雑費と大きく分けられます。
治療費に関しては健康保険等の公的医療保険の対象となりますので、3割負担と高額療養費制度の対象となります。
また、食事に関しては食事療法など食事も治療となるケースとそうでないケースとありますが、おおよそ1日数百円という所でしょう。
その他の雑費という所に、飲み物や新聞、パジャマや歯ブラシ、そしてお見舞いに来る家族の交通費などが掛かってきます。
これは、その人にもよりますが、数百円~数千円という所でしょう。
これらを合わせると、入院1日当たり数千円程度で収まる事が多いです。
そうすれば会社員の方であれば、入院日額は5,000円もあれば事足りるのです。また給与の事などに関しては、健康保険で「疾病手当」などで半年間は保障され8割の支給を受けられますので、給与の心配もそこまでしなくても良いでしょう。
しかし自営業などの方は、自分が入院してしまったら収入が無くなるので、そこもプラスして入院日額1万円~2万円程を用意しておいた方が良いでしょう。
保険選びに欠かせない期間設定とは!?
生命保険の選び方のポイントの最後に「保険期間」と「保険料払込期間」について解説します。
保険選びで、種類や保険金額を選ぶことも大事ですが、この「期間」を選ぶこともすごく重要になります。
それでは、それぞれ解説しましょう。
保険期間は最も重要!!
保険期間と言うのは、保険の有効期間の事です。
保険加入の目的によって、保障期間が一定期間の「定期保険」か、一生涯の保障の「終身保険」かを、選択しなければいけません。
定期保険は、保険期間が一定期間なので保険料は安いけれど、大きな保障が掛けられます。
一方の終身保険は、保険期間が一生涯のため比較的保険料は高くなります。これは死亡保険でも医療保険でも同じですが、「保険料払込期間」によっても少し変わってきますので、注意が必要です。
テレビのCMなどで、保険料を安く見せている保険商品の多くはこの「定期保険」です。
自分のニーズに合わせて「定期保険」「終身保険」を選ぶようにしましょう。
保険料払込期間は短ければお得!?
保険料の払い込み期間には、60歳までに払い込むのような「有期型」と、保険期間が終わるまで払い続けるという「無期型」の2つに分けることが出来ます。
死亡保険を貯蓄代わりに考えている場合には「有期」方にして保険料払込期間を短くすればするほど返戻率は高くなり、お得となります。
また、貯蓄代わり以外の通常の死亡保険でも「有期型」を選択しておくことで、定年した後などの保険料の負担はなくなるので、良いでしょう。
医療保険やがん保険は、今後保険内容が大きく変わったり、保障内容が良くなった場合には、見直して加入し直すこともあると思うので、「無期型」にして保険料を安く抑えるという事も良いでしょう。
先ほども少し言ったように、保険料の払込期間は、短ければ短いほど月々の保険料が高くなり、長ければ長いほど月々の保険料は安くなります。
当たり前ですが、決まった金額を短い期間で支払えば月々の負担は大きくなり、長い期間で払えば負担は少なくなりますよね。
目的や家計と相談しながら、保険の期間は決めましょう。
まとめ
保険の選び方に関して解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
保険を選ぶポイントをしっかりと抑えておけば、自分に合った保険に加入できるでしょう。
保険選びは洋服選びと同じで、大き過ぎでも小さすぎてもダメなのです。
自分の体形(ニーズ)に合った服(保険)を選ぶようにしましょう。
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